今回は、ネクストクラウドのタグ関連の機能についてご紹介します。
ネクストクラウドではFile Access Control and Workflowsとして紹介されています。
ownCloud.jpでは、ownCloudから派生したNextcloudのサポートや構築に関するお問い合わせも受け付けておりますので、
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さて、Nextcloud 10 には、アップロードされたファイルに対し、
いくつかの条件により自動的にタグを付与する
「Files automated tagging」機能があります。
この機能、実はownCloudのEnterprise 9.1~にも付与されていますが、
今回はオープンソースでご利用いただけるNextcloudでご紹介します。
この機能の使用例としては、営業部署に所属するメンバーが、
社外からデスクトップクライアント(PC用同期アプリ)を使用して
就業時間内にアップロードしたファイルに対して、タグ付けを行うなどが可能になります。
はじめに、自動付与する予定のタグを作成します。
管理 => Workflow とクリックし、
Collaborative tagsの項目へ移動します。
タグ名に任意の名称を設定し作成します。(社外打ち合わせ)
この時タグの属性として次の3種類から選択できます。
- Public – すべてのユーザに見えるタグ
- Restricted – 制限付きタグ
- Invisible – 管理者にしか見えないタグ
今回は「Public」を選択します。
この作成した「社外打ち合わせ」タグを利用してオートタギング(タグ付与)のルールを作成していくことで、
管理者は厳密なルール要求を厳格に定義し、
特定のグループまたは地域のユーザーに特定のファイルタイプへのアクセスを許可しない、
または特定のタグを持つデータを社外で共有しない、など
管理者は自分のNextcloudインスタンスでこれらのルールを設定可能となります。
Collaborative tags 機能で、管理者にしか見ることのできない「時間外」タグを作成し、
Files automated tagging 機能で、就業時間外にアップロードされたファイルに
「時間外」タグを付与しこっそり観察・・・、
なんていう恐ろしい使い方もできてしまいそうですね!
また、管理 => Additional settings => File retention 機能を使えば
自動的にタグが付与されたファイルに対して、
設定期間の経過後に自動的にファイルを削除させることも可能です。
Nextcloudのタグに関連する機能を組み合わせることで、
さまざまな使い方ができそうですね!
タグ機能について面白い利用方法を思いついた方は、
ぜひユーザフォーラムにもご投稿ください!
Nextcloudのさらに気になる点が、出てきましたらお問い合わせもお待ちしております~。
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