ビッグローブ株式会社様
パートナー会社とのファイル共有にownCloudを利用
国内最大級のインターネットプロバイダーであるビッグローブ株式会社。光回線やSIMカードなど、インターネット等のネットワークを利用した情報通信サービスを提供しています。パートナー会社とファイル共有をする上で、ownCloudが要件にマッチする製品であったため、導入に至りました。
外部ストレージ連携機能で、社内ファイルサーバと接続
既存の資産を活かしつつ、最小限の導入コストでファイル共有システムを構築
変化の激しいインターネット業界において、お客様に適切なサービスを迅速に提供し続けるには、一緒にサービス開発に取り組むパートナー会社との情報共有が重要な業務要件となります。
ownCloudには外部ストレージ連携機能があるため、この機能を利用することにより社内の既存ファイルサーバに保管している情報資産を、そのままパートナー会社と共有することができます。また、社内利用者にとってもこれまでと変わらない操作で、簡単にパートナー会社とファイル共有が行えます。
さらに、ownCloudを採用したことで、費用面でも大きなメリットがありました。ownCloudは一般的なLinuxOS上で稼動するため、自社クラウドサービスが活用でき、ハードウェアの新規調達費用が発生せずコスト低減に貢献しました。
また、ソースコードが開示されているオープンソースであるため、保守やセキュリティ面でも自分達で確認、改修
ができるという安心感があり、ランニングコストの低減も期待できます。
セキュリティ面と利便性に配慮した、ユーザー設定画面のカスタマイズ
設定画面の不要な項目を非表示にすることで、ユーザーの初期設定作業を簡素化
インターネットサービスを提供している当社において、セキュリティ対策への関心は当然ながら高く、サービスを提供する上で万全なものでなければ、社内の厳しい審査を通過することはできません。
通常、ownCloudの外部ストレージ連携機能では、ユーザは自分が使えるストレージサービスやファイルサーバを自由に連携先へ追加することが可能となっています。しかし、必要のないサーバーへの接続をユーザーに許可することは、情報漏えいにつながるセキュリティリスクがあります。
このリスクをなくす為に、当社では不要な項目を非表示にし、指定したストレージのみ連携可能とするカスタマイズを行いました。これにより、ユーザには意図しない他サーバへの接続、利用を制限することができ、かつ、簡単な初期設定をするだけで利用を開始できるようになりました。
LDAP連携機能で、ActiveDirectoryと連携
権限に準じたファイルサーバへのアクセスと、ユーザーの一元管理を実現
既存のファイルサーバと連携するファイル共有サービスを提供するにあたり、既存の要員アカウント管理サービスと連携することは必須要件でした。
ownCloudはActiveDirectoryと連携できますので、ユーザーは既存のID/パスワードでownCloudにログインすることが可能です。ファイルサーバのアクセス権も制御できますので、アクセス権に準じたフォルダアクセスも実現できます。また、ユーザー管理を一元化する事により、管理コストも削減できました。
監査ログ機能による、ユーザーの操作ログを取得
ユーザーの操作ログの取得により、セキュリティ面での不安を解消
社内セキュリティポリシーとして監査ログを取得する必要がありましたが、ownCloudの基本機能では監査ログとしては不十分でした。
しかし、株式会社スタイルズがownCloudのアドオンとして監査ログ機能を提供していたので、これを導入することにより、いつ、誰がどのファイルにアクセスしたかなどの記録がとれるようになり、安心して運用することができるようになりました。
お客様概要
ビッグローブ株式会社
所在地 東京都品川区東品川4-12-4
品川シーサイドパークタワー
代表取締役 中川 勝博
URL https://www.biglobe.co.jp/
「私たちの毎日の生活やビジネスに欠かすことのできないインターネット。自宅での光回線、外出先でのモバイルと接続方法は様々。
どこにいてもベストな回線を選んででつなげる世界へ。
それがBIGLOBEの提案する未来です。」